双極性障害(躁うつ病)

最終更新: 6月22日

うつ病だと思いながらも、極端に元気で活発になる時期がある場合は、双極性障害(躁うつ病)の可能性があります。 双極性障害は、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。一般的にうつ状態の方が長い傾向にあり、うつ状態の時は「うつ病」の症状と同じ状態を呈します。躁状態では大抵気分爽快なので本人に病的状態の自覚はなく、家族など周囲がいつもと違うことに気付きます。

躁状態のサインとして、

  • 睡眠時間が短くても平気で、寝なくても元気に活動を続けられる。

  • 話が止まらない

  • 人の話を聞かない

  • どんどんアイデアが出てくるが最後までやり遂げることができない

  • 過大な自信

  • 買い物やギャンブルに濫費する

  • 初対面の人にやたらと声をかける

などが挙げられます。

もしも、うつ状態の合間に、軽度でも上記の状態を呈する時期が見られるようであれば、双極性障害が疑われます。双極性障害の場合、うつ状態の時だけ病院を受診することが多いのですが、うつ病の治療だけでは双極性障害を悪化させてしまう可能性があります。また、躁うつの波を治療せずに放置しておくと再発のサイクルが短くなっていくこともあります。本人だけではなく、周りの人が躁状態に気づいて早めに治療を開始することが望まれます。

双極性障害の治療は薬物療法が基本ですが、精神療法的アプローチも治療を進める上で重要な役割を持ちます。精神療法のみでは双極性障害の治療は成り立ちませんが、本人が自分の病気を受け入れ、コントロールし、再発の兆しに気付いて対応できるようになるためのサポートとして精神療法は欠かせないからです。